全國で「死體が消える」という不可解な事件が続発していた。犠牲者の數(shù)が130人分足りない飛行機(jī)墜落事故。監(jiān)視者の目前で次々人が減っていく宗教団體。また、身元不明死體ばかりが火葬されずにどこかへ運(yùn)ばれているらしいとも。さまざまな謎がやがて一本に繋がるとき、底知れぬ異形の論理が浮かび上がる。ついに沈黙を破った鮎川賞作家による書き下ろし。
作者簡介 門前 典之(モンゼン ノリユキ) 1997年に『死の命題』を自費(fèi)刊行し、一部マニアの間で話題を呼ぶ。2001年に『建築屍材』で第11回鮎川哲也賞受賞。
|